デントリペアの工具
デントリペアの工具
日本のデントリペアのツールと技術は、90年代に米国から導入されました。我が国にも「揉み出し」工法としてヘコミ修理の技術は存在していましたが、専門のツールが発展せず市場に出ることはありませんでした。
デントリペアは職人の手作業になるものですが、やはり工具の優劣というものの影響はあります。今日においてもツールやその付属アクセサリーなど、デントリペア工具のレベルの高さは米国製が他をリードしています。
デントリペア作業では多くの工具を使用しますが、重要な工具システムは4システムです。
1、ロッドツールシステム
2、プーリングシステム
3、ノックダウンシステム
4、ライトシステム
以上の4点が重要システムになります。
ロッドツール
ロッドツールは棒状のツールで、長さや太さ、形状が違うのが数百種あって、デントリペアテクニシャンは自作で対応する時もあります。


このツールで、ヘコミは完全復活する。
プーリング
ロッドツールが使えない場合や、修理時間の短縮のために、へこみの表面を引き出すプーリングも多用します。

プーリングは、デントリペアの重要システム。
ノックダウン
ヘコミの塗膜を傷つけることなく、凸部分を落とす必要もあります。

パネル鋼鈑を落とす、重要アイテム。
ライト
主に蛍光灯を使用して、デントを確認する。このデントライトの能力に仕上がりも、大きく左右される。


デントリペアは、塗装肌の一粒一粒まで確認する。